プロのクリーニングを受けたことはありますか?
これまでの歯科は「すでに進んでしまった病気をどう治そうか」ということばかりに取り組んできました。
今、そういった医療のあり方が反省期にはいろうとしています。
「何が原因で悪くなったのか」「それを防ぐにはどうしたらいいのか」
もう一度よく考えてみましょう!
歯周病の進行過程
正常な場合 | 歯肉炎 | 軽度歯周病 |
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歯周ポケットは1~2㎜ | 歯周ポケットは2~3㎜ | 歯周ポケットは3~4㎜ |
中度歯周病 | 重度歯周病 | 歯周病末期 |
歯周ポケットは5~6㎜ | 歯周ポケットは6㎜以上 | 自然に抜けてしまいます |
これからは治療(キュアー)ではなく予防(ケアー)の時代です
当院では、むし歯・歯周病にならない歯の健康管理を重視しています。
むし歯になって治療することを繰り返すのは、患者さん自身の将来を真剣に考えると、あまりよいことではありません。
欧米では定期的に歯をケアーすることが、すでに日常的になっています。
当院では下記のプログラムを実施しております。
ブラッシングサポート
当たり前のことですが、むし歯や歯周病から歯を守るには普段の歯ブラシ(セルフケアー・プラークコントロール)が最も重要です。
年齢、歯並び、歯の修復状況などにより歯ブラシの種類・磨き方は変えなければなりません、つまり患者様ひとりひとりプラークコントロールの仕方は異なってくるのです。
ご自身に合ったプラークコントロール(パーソナルケアー)をサポートいたします。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaninng)
PMTCというのは、歯科医や専門の歯科衛生士などが行うお口の清掃プログラムのことです。
これにより歯磨きなどでは取れにくい、悪い細菌の塊(バイオフィルム)を徹底的に落とします。
歯や歯肉の清掃を専門の器具を使って丁寧に行いますから、予防効果が高いだけでなく、とても気持ちがいいものです。痛みなどはまったくありません。
3DS(Dental Drug Delivery System)
デンタルドラッグデリバリーシステムのことで、患者様ご自身の歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースを作り、その内側に特殊な薬剤を塗って一定時間装着します。この方法により安全で確実に薬剤を歯面に浸透させることができ、今後の除菌療法として期待されています。良い菌は殺さず悪い菌のみを殺すことが出来ます。痛みは全まったくありません。
こんな方にオススメです
- むし歯菌検査においてハイリスク判定の方
- 修復物(詰め物・かぶせ物)が入っている方
- 歯並びがよくない方
- 歯周病でお困りの方
- 矯正治療中の方
- インプラントが入っている方
LS1法(ラクトバシラス・サリバリウスTI2711)
乳酸菌「LS1」のタブレットを一定期間服用することで、歯周病菌を殺し歯周病を予防・治療します。この「LS1」法は東海大医学部と日大歯学部の共同開発により生まれた最新かつ安全な方法です。
シーラント法
奥歯の溝のところにできるむし歯は、生え始めから2~3年以内にできやすいものです。特に6歳臼歯はむし歯になってしまうことが多いのです。シーラントとは、奥歯の溝を、むし歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法で、特に溝が深くて複雑な6歳臼歯に効果的です。
歯を一切削らないので、痛みも無く安全に行うことが出来ます。
フッ素法
最も一般的に知られたむし歯予防方法です。フッ素には再石灰化を助け歯の質を強くし、さらにプラーク中の細菌がつくる酸を抑えむし歯になりにくくするという働きがあります。
当院では0.4%フッ化第一スズ、0.2%フッ化ナトリウム、2%フッ化ナトリウムなどのお薬を用い、イオン導入法・塗布法・洗口法・3DS法・シーラント法などによりむし歯の予防処置を行っております。
以上のプログラムを患者様の状況に応じて(パーソナルケアー)、単独または併用することで徹底的な予防管理を実施しております。
MTM(メディカルトリートメントモデル)
きたしろ歯科診療所では、生涯健康な歯で豊かな生活を送っていただくために予防歯科を中心としたMTM(メディカルトリートメントモデル)に沿って歯科診療を行っています。
MTM(メディカルトリートメントモデル)とは、初期のリスク評価から、個々の患者さんに合わせた予防プログラムの立案、最小侵襲治療などを行い、定期的なメインテナンスに至るまで流れです。